夏と言えば海、山、BBQなどなど、聞いただけで、文字を見ただけでワクワクしてくる感じがします。みんなで集まって、夏を楽しみたいという気持ちはとてもあります。しかし暑さに、特に湿気のある暑さに、やたらめっぽう弱い私たち夫婦、何事もついつい「もう少し涼しくなったら…」なんてことになっています。
海の日を含む三連休、暑いからといって何もしないなんてもったいない!と思っていたら、セガンティーニの展覧会が近くであるのをham君が見つけてくれて、これを観に行ってきました。これならば、涼しく且つ楽しめる、私にとって最高の条件です!ham君から美術館へのお誘いがあるなんて今までにないことでして…、夏の暑さの威力(!?)ですね。
いつだったか…どこでだったか…セガンティーニの絵を観て、どうしてこの人の絵は「空気が乾燥している感じがするのだろう…」と不思議に思っていたのですが、今回、謎(!?)が解けました。セガンティーニが使った「分割主義」という技法に鍵があったようです。専門的なことはわからないのですが(間違った事書いていたらごめんなさい、教えてくださいね)、どうやら塗るというよりは線を描いていくという感じで絵を仕上げているようで、さらには補色の関係にある色を使うことで、光の加減だとかはっきりとした輪郭だとか色を出しているそうなのです。このために私は「空気が乾燥した感じ」という印象を持ったようです。
展覧会の会場を出て、ham君と二人口にしたのは、「アルプス、行きたいね」 でした。特に、セガンティーニが書いたエンガディン地方に行きたい、と。ダボスには数回行ったことがあるのですが、そのさらに奥は私にとっても未踏の地、ぜひとも行きたいですね。そして、やはり行ったらばセガンティーニの美術館にも足を運び、アルプスに囲まれながら絵を鑑賞したいものです。